この前、突然親父からの電話。
明るい感じの声で、今の祖母の介護状況を話しはじめた親父。
祖母はまだまだ元気ですが、カラダが思うように動かずトイレに行くのがやっとのこと。
それでも充実した毎日を送っているとのことでした。
毎日介護をしている中でいろいろと考える事があったそうで、いずれ必ず来る日の事に真剣に向き合ったんだそう。
そして、その時を代理業者に任せる事にしたそうです。
祖母を1人で介護し、亡き祖父の時の大変さを感じての決断とのことでした。
遠く離れ何もできない自分はただ話を聞いてうなずくばかり。
そして突然『お前は帰って来るのか?』
私の気持ちを察してか
『先々はわからんが、今の現状では帰ってこないんだろう』
そして親父自身も必ず来るその時の支度を代理業者にお願いして手続きをとったんだそうです。
また、先々の事を考え今ある土地を処分していくとのことでした。
『何もしないままでいたら、必ずいつかお前達の迷惑になる』
だからこそ元気があるうちの決断したんだそうです。
最後まで明るく元気な声で電話を切った親父の決断に私は多々すごいなって思ったんですよね。
私が幼少期の時、いろいろと問題があった親父ですが、、、
それでもやっぱり親なんですよね。
今回の決断。
家族だとしてもなかなか触れることのできない終活と残された土地などの問題。
頭の片隅にありながらもどうもできない自分を親父は感じたのかもしれませんね。
そんな時、むかし青森の地を離れるときに言った親父の言葉を思い出しました。
『青森のこっちの事は気にしなくていい』
『一度きりの人生。人に迷惑をかけない程度に好きな事を思いっきりやれ』
そう言った親父に背中を見せられ。
一度きりの人生。
今回また、田舎を思い色々と考えてしまった自分ですが、やっぱり後悔しないように突き進むしかないですね。
そして、好きな事を元気に楽しく頑張ってる事が1番の親孝行じゃないかなって思うんです。
88歳を迎えた祖母、もう少しで70歳の親父にこれからも元気でいて欲しいですね。
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