それでも僕は美容をやる | くせ毛、縮毛矯正、ヘアケアの専門特化集団 表参道・青山の美容室Lily/リリィ
美容師好きですか? 僕は美容師が大好きです。 愛しています。 きっと僕の天命は【美容】なのだと感じています。 でもね、美容師やりたくても、楽しみたくても出来ない時ってどうしてもあるんです。 それが僕ら美容師にとっては「手荒れ・肌荒れ」なんです。 手荒れや肌荒れと一括りに言っても、その症状や度合いは様々です。 日常生活に支障をきたさないくらいの時もあれば、夜も全く寝れず、一睡も出来ないほどの痒みに襲われ、お風呂に浸かっているほんのひと時だけが、唯一痒みが落ち着く瞬間という状態の時もあります。 痒みとは非常に厄介なもので、自分の力や意思では全くコントロール不能です。 痒いのに掻かないという選択が「絶対無理」なのです。 正直痒みの限界を知る僕にとって、痒みを我慢することはどんな拷問よりも辛いとすら思えてしまいます。 一日中何も出来ず、いっそのこと意識を失ってしまいたいくらいですが、意識のない眠っている最中ですら勝手に手が動き掻いてしまうのです。 もはや悪夢。 息をする事すらアレルギー反応を起こす身体 僕も最初は水で荒れるようになりました。 だから水や薬剤を全く触れないように仕事をするようになり、一時的には改善されました。 けれど忙しくなるにつれ、また次第に手や全身の調子が悪くなってきました。 原因を調べていくと、なんと僕は縮毛矯正のアイロンをする時に発生する煙(薬剤の揮発)により、アレルギーを起こしているということが分かってきました。 そう、僕は美容師をやる上で息すら出来ないのだと思い知りました。 大変お見苦しいですが、その当時の首元の写真です。 これはまだ初期症状の状態で、その後数日間で急速に悪化しました。 もはや痛すぎて首を動かすこともままならなかったので、あいにく悪化バージョンの写真はありません。 身体は初期状態でこんな感じ。 これくらいの段階から膿が広がり始めます。 数値上で見ても、僕は健康な方の100倍アレルギー体質だと言うことが検査でも分かっています。 今まで手荒れに関する記事などを書いてきたのですが、正直自分の痛々しい姿を晒したりすることに抵抗があり、避けてきた部分もあるのですが、どうして今回こんなお見苦しいものをお見せしたかと言うと、 こんな身体の強くない僕でも、今ではちゃんと美容を楽しめる状態になっているということを知ってもらいたかったから。
Lily/リリィ 表参道
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